長かった夏休みが終わり、子どもたちの元気な声とともに2学期がスタートしました。
ちょうどこの日は「防災の日」。
「なぜ防災の日があるの?」「どうして訓練が必要なの?」と問いかけると、
「練習しないとどう動いていいのかわからないから」
「関東大震災のことを忘れないため」
と、子どもたちから頼もしい答えが返ってきました。小さな体でしっかりと命の大切さを考えている姿に、胸がじんとしました。
その後は、お待ちかねの水遊び!
ワニに変身して泳ぐ子、滝のように水を浴びて修行する子、ぷか~っと浮かんで流れる子…。




それぞれの方法で水と仲良くなり、夏の終わりを満喫していました。
午後は夏休みのお土産話に花が咲きます。中でも大盛り上がりだったのは「5メートルの巨大カニを食べた!」というユーモアあふれるお話。「もしかしてタカアシガニなのかしら?」と思いながら話を聞いていましたが…。現実と想像の世界を楽しむ子どもたちの笑顔が、何よりのお土産でした。
2日目はぶどう狩り。
その前に、まずはさつま芋畑の草取りです。汗びっしょりになりながらも一生懸命に働き、合間には真っ赤に実ったトマトを丸かじりしてエネルギー補給!自然の恵みを感じながら、力いっぱい体を動かしました。

熱中症予防に水分補給をした後は、干し草ならぬ草取りで積まれた山に寝そべるお友だちの姿も見られました…。

ぶどう畑では「これにしようかな?」と真剣に見定めて三房を収穫。採れたてを口にすると「甘い~!」と笑顔が広がり、畑で見つけたスイカもあっという間にみんなのお腹の中へ。



まだまだ暑い午後は、小川やタライで水遊び。ホースから流れる水がきらきらと光り、バケツにたまった水に足を入れて遊ぶ風景は、どこか懐かしい夏のひとこまのようでした。
年長さんは、年長会議で今年度の作るかかしを思案中。
色々な表情がみえる頭3つの「ムキムキホネホネあっぷっぷ―かかし(ねこもいるよ)」に決まりました


翌日には、かかしを作り田んぼへ。大きく育った稲に感激しながら「今年もおいしいお米がとれますように」と、立てたばかりのかかしにみんなでお願いしました。ふと見ると、かかしの肩に乗せてる黒猫ちゃんが、くるりとひっくり返りました。


ちょっぴり不思議で楽しい出来事でした。
次の日はごはん作り。
畑で採れた野菜を入れて、サラダうどんを作りました。大雨の中で薪をわり、火をつけ、野菜を切って、並んだうどんを前に「お腹空いた~!」と声をそろえる子どもたち。
雨が降っても、水たまりを探しては障害物競争の選手のようにジャンプをして遊んだり、羽が濡れて飛べない蝉を見つけては、木の下の雨宿りできる場所に運んであげたりと、何かを見つけて遊ぶ発明家たちが、雨の楽しみを見つけていく姿に、思わずにっこりしました。
苦手な野菜に挑戦して「見て!ピッカリンになった!」とお皿を見せてくれた姿が、とてもたくましく、かっこよかったです。


自然と友だちと、そして想像力と。
子どもたちの日常は、感動とユーモアにあふれています。
来週もいっぱい遊ぼうね。 たまちゃん