にっこにこの森に秋の風が吹きはじめた一週間。
今週は「さつま芋掘り」から始まり、「歯科検診」や「マテバシイ拾い」、そして後日行った「製粉作業」まで――
自然の恵みと子どもたちの笑顔があふれる日々となりました。
🍠みんなで掘った、秋のごちそう!
5月に植えたさつま芋の苗から、ぐんぐん伸びたツル。
その下には、みんなのがんばりを待っていたお芋たちが!
「ここだ〜!」と直感を頼りに掘りはじめた子どもたち。
頭が少し見えても、お尻がなかなか出てこないさつま芋に苦戦しながらも、
「どんな形かな?」「まだかな?」とワクワクしながら手を動かします。

1人で難しいときには自然と「いっしょにやろう!」の声。
力を合わせてグッと引っぱると――
「うわぁ!大きい!」「重い~!」と歓声が響きました。
その笑顔からは、これまでに培ってきたチームワークと成長を感じます✨


掘り終わったあとには、よごれた靴下や手袋を自分で洗う姿も。
お家での丁寧な習慣が、園でもしっかり根づいているようでした。

🦷ドキドキの歯科検診
次の日は歯科検診。
昨年は恥ずかしくて口を開けられなかったお友だちも、
今年はしっかりお口を開けて診てもらうことができました。

リクライニングの椅子に「動いた〜!」と感動したり、
座る向きを間違えてしまう子もいましたが、
どの子も優しい歯医者さんのおかげで安心して受けられました。
検診の後は、食べ物に含まれる砂糖の量を見てびっくり!
模型を使った分かりやすいお話に、子どもたちの目も真剣そのもの。
「今日の夜からちゃんと磨く!」と張り切る姿がとても頼もしかったです。

🌰森の恵みを拾いに行こう!
午後には、収穫祭で使うマテバシイ拾いに出かけました。
木々の間を歩きながら、「見て!大きいの見つけた!」と
まるで宝探しのように楽しむ子どもたち。
手のひらにコロンと落ちた木の実は、秋のプレゼントのようでした。

🔨トントンカリカリ!どんぐり粉づくり
そして後日行ったのが、マテバシイの製粉作業の日。
この日は、市制祭で小学校がお休みになったにっこにこのOB・OGたちが参加してくれました!
泣いている子を励ましたり、一緒に遊んでくれたり――
まるで本当の兄弟のように寄り添ってくれる姿に心が温かくなりました。
トンカチでマテバシイを割る「トントン」の音が森に響き、
すりこ木でゴリゴリ……少しずつどんぐりの粉がサラサラに。
途中、「味見部隊」が登場して、おいしさを確認(?)する姿もあり、笑いが絶えません。


中には、割れた殻を“つけ爪”にして秋のおしゃれを楽しむ子も!
子どもたちの発想力には、いつも驚かされます。

この粉は、収穫祭でどんぐりパンケーキに変身します✨
どんな香りと味になるのか、今から楽しみです。
にっこにこの森には、笑いと驚き、そして発見がいっぱい。
掘って、磨いて、つくって――
そのすべての瞬間が、子どもたちの心を育てる大切な時間になりました。
秋の森で育った“ピカピカの心”。
さあ、来週はどんな物語が待っているでしょうか?
また一緒に、元気いっぱいあそびましょうね
たまちゃん

