今週のにっこにこは、熊鈴をつけての新年登山から始まりました。
園バスの都合で、年長さんと年中さん2名は下の登山口から、年中・年少・2歳児さんはバスで稜線まで行き、そこからそれぞれの足で山の頂上を目指しました。
私は大きいメンバーと下の登山口から早歩き。
驚いたのは、その歩くペースの良さです。「年長登山」をやり遂げた経験が、しっかり体に、そして心に刻まれているのを感じました。背中からは「できる」という自信があふれていました。
最初に子どもたちを止めたのは、がちがちに凍った大きな氷。
滝のように固まった姿をつついては、「すごい!」「なにこれ!」と大歓声。
その様子は、まるでナウマンゾウを発見したかのようでした。

どんどん歩いていくと、「後ろから来た〜!」と、途中までバスで来たグループと合流。
かわいいお友だちと一緒に歩きたい気持ちを胸にしまいながら、年長さんたちはさらに奥の山へ。目的地は、修行の場として知られる弥三郎岳です。
冷たい空気、360度に広がる山並み、そして崖のスリル。
気がつくと、誰かの鼻歌から始まった「ミッションインポッシブル」の曲。

ポーズを決め、遠くに見える雪化粧の金峰山に向かって
「また、みんなで登るからね〜!」と元気に挨拶。

崖の端では「ライオンキングやって!」と高く掲げられ、山に響くライオンの声も。
もし弥三郎さんが見ていたら、思わず笑っていたかもしれません。

帰り道、乗りたかったロープウェイは乗りませんでしたが、
「ここにあった!」「乗ろう乗ろう!」と立て看板の前で大喜び。
小さな喜びを見つける天才たちの姿が、そこにありました。

次の日、森では、大寒波の中、頬や鼻を真っ赤にしながら元気いっぱい遊んでいます。
木に登ったり、落ち葉にもぐったりと、寒ささえも遊びに変える子どもたち。
足元に目を向けると、凍った霜柱の長さの違いに気づき、「こっちは長いよ」「なんでだろう?」と比べ合う姿がありました。

池の氷の中に閉じこめられた小さな気泡を見つけては、「息かな?」「魚さん?」と想像が広がります。

目にした不思議をそのままにせず、「どうしてだろう」と思いを馳せる時間が、森の中に静かに流れていました。
親子ハイク準備には、「これも使おう!」と、大きな丸太をみんなで「えっほ、えっほ」。
落ち葉を集めて跳びこんだり、枝を拾ったり。
この遊びがこれからどう広がっていくのか、想像するだけでわくわくします。
そして、お習字体験の日。
まずは挨拶から。去年を覚えていたお友だちが前に出て、立派にお手本を見せてくれました。

「文字は何のために書くのかな?」
朝の会では、「絵本が読めるようになる」「気持ちを手紙で伝えられる」「勉強がわかるようになる」…たくさんの答えが返ってきました。
新聞を見て「この人のってる!」と気づいたお友だち。
「内閣総理大臣だよ」と伝えると、「そのことが書いてあるんだ!」と目を輝かせていました。
文字が、世界とつながる扉であることを、少し感じた瞬間でした。

そして、自分の書きたい文字を考え、紙に向かいます。
一本目の線から、力強い文字、やさしい文字、軽やかな文字…。
どの文字にも、その子らしい気持ちがしっかり込められ、世界に一枚だけの作品が生まれました。

お習字の時間は、文字を書く練習であると同時に、日本の大切な伝統文化に触れる時間でもあります。
筆を持ち、墨の香りを感じ、姿勢を整えて一文字と向き合う――そんな一つひとつの所作の中に、昔から受け継がれてきた心があります。
「上手に書く」ことよりも、「丁寧に向き合う」ことを大切にしながら、子どもたちは静かな時間の中で、自分の気持ちを文字にのせていきました。
日本の文化に触れ、その良さを感じる経験が、これから先も心の根っことして残っていくことを願っています。
にっこにこの森には、笑いと驚き、そしてたくさんの発見があります。
一歩一歩の体験が、確かな成長につながっていることを感じた一週間でした。
また一緒に、元気いっぱい遊びましょうね。
🌱たまちゃん🌱

