先週、年長さんが体験した防災訓練。
この日は、その学びを他の学年のお友だちに伝える日でした。
道の渡り方。
身近にある看板の意味。
そして、止まってくれた車の運転手さんへ「ありがとうございました」とお礼をする姿。

ただ知識を話すのではなく、率先して“やってみせる”。
その背中は、もう立派な小さなリーダーでした。
伝えることで、学びは自分の中に深く根を張っていきます。
教えているはずの年長さんが、実は一番、大きく成長している瞬間でした。
その後は、金曜日のトレランに向けて湯村山へ。
駆け上がる足取りは、風のように軽やか。

もしかしたら、もう一緒に登ることはないかもしれない岩。
何度もまたいだ倒木。
「最後にもう一回する」と言い、トレラン休憩に岩遊びをして遊びました。

森のすべてが、年長さんとの“今”を刻んでいるようでした。
今週は、思い出の絵を描き、ちぎり絵を楽しみながらも、


木の上ではナマケモノのようにくつろぎ、思いきり飛び込んだ落ち葉プール。


倒木の上では冬季オリンピックさながらの競技が始まる。

なぜか“傷病役”に憧れ、松葉杖を枝で再現する名演技派も登場。

遊びの中に、想像力と仲間意識がきらりと光ります。そして赤ちゃん発見。森に春を感じます。

そして、トレラン当日。
雪山から現れた“短パンマン”。
「フォー!」と聞き覚えのある声に、みんなの目が輝きます。
「走らなくてもいい。歩いてもいい。大事なのは、自分で決めること。」
その言葉を胸に、年長さんは走り出しました。
坂道で滑り、立ち上がった友だちに
「ナイスファイト!」

下り坂では
「楽しくて足が止まらない!」

まるで鹿のような足さばき。
土の上を跳ぶ姿は、森の子どもそのものでした。

年少の頃、
「もう歩かない」と涙したあの山。
下り坂が怖くて足がすくんだあの日。
今では振り返りながら
「グッジョブ!」と声をかけ合う仲間に。

怖さも、迷いも、全部抱えながら、
一歩一歩、自分で決めた道を走り抜ける姿に胸が熱くなりました。
腕に書いたそれぞれの意気込み。
・友だちと楽しくゴール
・みんなで走りきる
・笑顔でゴール
・ミッションクリア
・ちゅうちゅう?(なぜか可愛い謎の目標も)

どれも“自分だけ”ではなく、“仲間と”がついている。
その言葉を聞いたとき、
この子たちはもう、支え合う力を身につけているのだと感じました。
ゴール前には、大好きな保護者の皆さん、
幼稚園のお友だちがゴールテープを持って待っていてくれました。

駆け抜けたその瞬間、
達成したのは距離でも速さでもなく、
「自分で決めてやりきった」という誇り。

見守ってくださった皆さま。
ご褒美を用意してくださった保護者の皆さま。


山を走る楽しさを教えてくれた短パンマン。
すべてに感謝があふれる一日でした。
そして、年長さんへ贈った木のメダル。

森で一緒に育った木の枝から作った、世界にひとつのメダル。
今日の成長に「おめでとう」と、森がささやいているようでした。
転んでも立ち上がる力。
怖くても進む勇気。
仲間を思うあたたかさ。
森で育った年長さんの姿は、
これから歩く未来の道を、きっと力強く照らしていくことでしょう。 🌿

にっこにこの森には、笑いと驚きと発見がいっぱい。
さあ、次はどんな物語が待っているでしょうか。
また一緒に、元気いっぱい遊びましょうね。
たまちゃん

