リンゴは宝石、収穫祭は命のごちそう!〜にっこにこの子どもたちがつないだ、秋の恵み〜

今週のにっこにこは、リンゴ狩りからスタート!

真っ赤なリンゴとの出会いから、リンゴジャムづくり、そして待ちに待った秋祭り第1弾「収穫祭」へ。畑や田んぼで育てたもの、森で拾ったもの、時間をかけて仕込んだもの。にっこにこの子どもたちが、たくさんの命と手間ひまをつないで、おいしい一日をつくりました。

🍎リンゴ畑は、真っ赤な宝石の宝庫!

リンゴ畑に到着すると、目の前に広がるのは、真っ赤に色づいたリンゴたち。

「リンゴ!ここにも!むこうにも!」

子どもたちの目はキラキラ、鼻息はフンフン! お土産用のかごを手に、リンゴ畑へと突進です。

でも、今日のお土産は3個だけ。

さあ、ここからが真剣勝負です。

大きくて、真っ赤で、自分の手が届くところにあるリンゴ。畑をぐるりと見渡し、リンゴとにらめっこ。あっちを見て、こっちを見て、ようやく「これだ!」と決めて収穫!

ところが、よく見ると……。

「あれ?穴が開いてる!」

なんと、おいしそうなリンゴには、すでに蜂が先客としてご来店。私たちが選ぶより先に、蜂が味見を済ませていたのです。

さすが、自然界の目利き! おいしいものを見つける勝負では、蜂に一歩リードされる場面もありました。

それでも、選び抜いた3個のリンゴをかごに入れれば、みんな大満足!

……と思ったら、収穫を終えた子どもたちが、一目散に走っていきます。

その先にあったのは、農家さんがリンゴを切ってくれる試食コーナー!

食べてはなくなり、なくなっては農家さんがリンゴを切り、切っては子どもたちのお口へ。

まさかの、リンゴ無限ループです!

「おなかいっぱい! もう食べられない~」

おなかをさすりながら訴える子どもたち。

……試食とは、いったい何だったのでしょうか(笑)。

自分で選んで収穫する楽しさも、採れたてのリンゴのおいしさも、たっぷり味わった一日でした。

🍎リンゴジャム職人、誕生!

翌日は、収穫祭で使うリンゴジャムづくり。

昨日、自分たちで収穫したリンゴが、今度はみんなのごちそうに変身します。

ピーラーで皮をむき、包丁で細かく切り、お鍋でコトコト煮詰めていきます。

子どもたちは、慣れた手つきでどんどん作業を進めます。

なかには、リンゴをどれだけ薄く切れるかに挑戦する子も。

切ったリンゴを透かして、向こう側の景色を楽しんでいます。

これはもしや……将来、和食の職人さんになって、大根の桂剥きを披露してくれるのでは!?

リンゴジャムづくりから、まさかの職人への道が見えてきました。

さらに始まったのは、レモン絞りの握力競争!

ギュッ、ギュッ、ギュギュギュッ!

力いっぱいレモンを絞ったあとは、お楽しみの味見タイム。

「すっぱーい!」

顔をくしゃくしゃにして、酸っぱさを全身で表現する子どもたち。その顔のかわいいこと!

ビタミンCもたっぷりいただきました。

こうしてできあがったリンゴジャムも、収穫祭のメニューに仲間入りです。

自分たちが収穫したものを、自分たちの手で調理する。ひとつひとつの作業が、金曜日のお楽しみへとつながっていきました。

🍲いよいよ、秋祭り第1弾「収穫祭」!

金曜日は、待ちに待った収穫祭!

畑で野菜を収穫し、田んぼのお米をいただき、森の恵みも味わう。にっこにこで育ててきた食材が、次々とごちそうに変身します。

メニュー表には、とても書ききれないほどの恵みが集まりました。

🥬畑の野菜と、手づくり味噌のお鍋

畑で収穫した野菜を、大きなお鍋へ。味付けには、子どもたちが仕込んできた手づくり味噌を使います。育てた野菜と、自分たちでつくった味噌が出会う、にっこにこならではのお鍋です。

🌾田んぼのお米は、苦労の結晶!

田植えから始まり、稲刈り、足踏み脱穀へ。ところが、今年はお米にヒエや雑草がたっぷり混じり、仕分け作業もひと苦労!

それでも、子どもたちは一つひとつ取り組んできました。いつものごはんが食卓に届くまでには、こんなにも手間と時間がかかるのです。

🌰森のどんぐりが、パンケーキに!

梅を拾って梅干しや梅ジュースをつくり、マテバシイを製粉して、どんぐりパンケーキに。

その上には、みんなでつくったリンゴジャムをトッピング!

森の木の実が、甘いデザートになるなんて。森の恵みも、子どもたちの手を通しておいしいごちそうになりました。

🍠サツマイモは、天ぷらと芋けんぴに!

畑で収穫したサツマイモや野菜は、保護者の皆さんが天ぷらや芋けんぴに調理してくださいました。

子どもたちが育てた野菜が、保護者の皆さんの手によって、さらにおいしいごちそうへ。みんなの力が集まって、収穫祭ができあがっていきます。

🔥焼き焼きコーナーは、鹿肉!

ジュージューと焼ける鹿肉から、食欲をそそるいい香り。

すると子どもたちの頭の中では、さまざまな推理が始まります。

「ゲートの近くにいた鹿かな?」「畑の野菜を食べちゃう鹿かな?」

おいしそうな香りを楽しみながら、目の前のお肉と、森や畑で出会う動物たちの姿がつながっていきます。

🌿大根の葉っぱも、立派なごちそう!

大根の葉は炒めて、醤油仙人と一緒につくった醤油で味付け。

捨てられがちな葉っぱも、おいしい一品に変身です。野菜の恵みを余すことなくいただく、にっこにこの食卓です。

どの料理にも、子どもたちが育てたり、収穫したり、時間をかけて仕込んだりしたものが詰まっています。

そして、そこには子どもたちだけではできないことを支えてくださる保護者の皆さんや、農家さん、地域の方々の力もありました。

たくさんの手がつながって、ようやく完成した収穫祭。

目の前に並んだごちそうは、単なるおいしい料理ではなく、にっこにこの一年の歩みそのものでした。

🍲お祭りの最後は、大きな釜洗い!

おいしいごちそうをおなかいっぱい食べて、楽しかった収穫祭もおしまい……と思ったら、まだ大切な仕事が残っていました。

それは、みんなのごちそうを作ってくれた、大きな大きな釜洗い!

なんと、自分がすっぽり入れてしまいそうな大きな釜です。

子どもたちは、お祭りが終わった後も、最後の片付けまで手伝ってくれました。おいしいものを作るだけでなく、使った道具をきれいにするところまでが、ごはんづくり。

自分たちで作って、食べて、片付ける。収穫祭の最後に、またひとつ、頼もしい姿を見せてくれました。

🌱「いただきます」と「ごちそうさま」に込めたいこと

子どもたちは、リンゴを収穫し、野菜を育て、お米を刈り、どんぐりを粉にし、味噌や醤油を仕込んできました。

その一つひとつには、時間がかかります。

すぐに食べられるものばかりではありません。思うように育たなかったり、雑草の仕分けに苦戦したり、何度も手をかけたり。時には、自然の厳しさに出会うこともあります。

それでも、自分たちの手を動かし、仲間と力を合わせ、ようやく食べられるものになったとき、子どもたちは何を感じるのでしょう。

私たちが生きていくためには、植物も動物も、さまざまな命の恵みが必要です。

野菜も、お米も、お肉も、そして土を豊かにしてくれる生き物たちも、みんな地球の中でつながっています。食べることは、ただおなかを満たすことではありません。ほかの命の恵みをいただき、自分の命をつないでいくことでもあります。

食べられるようになるまでに、たくさんの時間と手間がかかること。食材を無駄にせず、余すことなくいただくこと。そして、自分たちの食卓には、自然の恵みだけでなく、多くの人の思いや働きが込められていること。

そんなことを、子どもたち自身の体験を通して感じてほしいと願っています。

いつか大きくなったとき、目の前の食べ物を当たり前だと思わず、その向こうにある命や人の営みに思いを寄せられる人になってほしい。

そして、心から「いただきます」「ごちそうさま」と言える人になってほしい。

それは、食べ物への感謝だけでなく、自分を取り巻く世界を大切にする心にもつながっていくと思うのです。

金曜日に開催した、秋祭り第1弾「収穫祭」。

子どもたちの心に、どんなものが残ったのでしょうか。

その答えは、きっとすぐには見えないかもしれません。

でも、自分たちで育てたものを食べたこと、仲間と一緒に料理をしたこと、みんなで「おいしいね!」と笑い合ったこと。その一つひとつが、いつか子どもたちの心の中でつながり、命を大切にする気持ちへと育っていくのではないでしょうか。

にっこにこの秋は、まだまだ続きます。

次はどんな恵みと出会い、どんなごちそうが生まれるのでしょう。

子どもたちと一緒に、これからも自然の恵みをいただく喜びを大切にしていきたいと思います。

自然の中で育ち、自然の恵みをいただき、人とつながる。

そんなにっこにこらしい日々を、これからも重ねていきます。

にっこにこの森には、笑いと驚きと発見がいっぱい。

さあ、来週はどんな物語が待っているでしょうか。

森の子どもたちの冒険は、まだまだ続きます!

たまちゃん

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