にっこにこの一大イベント「お田植え」からスタートしました。
今年は例年より少ない人数でのお田植え。「無事に終わるだろうか…」と大人たちは少し心配していましたが、その心配を吹き飛ばしてくれたのは子どもたちの力でした。
みんなで一列に並び、後ろ歩きで苗を植えていきます。泥遊びで鍛えた体幹はさすがのもの。まるで小さな農家さんのように、次々と苗を植えていきました。

毎年、田んぼにはその年らしさが現れます。優しく植えすぎて苗が浮いてしまった年、苗同士が仲良くなりすぎてぎゅうぎゅうになった年。そして今年はというと…「自分の道を進む年」だったのでしょうか。出来上がった苗の列は見事なくねくね道!どこまでも自由で個性あふれる田んぼになりました。
そのくねくね道の間を泳ぐアメンボを見つけた子どもたちは、「アメンボさんの迷路になっちゃった!」と大喜び。大人なら失敗と感じてしまいそうなことも、子どもたちにとっては楽しい発見のひとつ。そんな柔らかな感性に、私たちも心がほぐれるひとときでした。
一人ひとりが植える量も多く、途中で空を見上げて魂がどこかへ旅立ってしまったようなお友だちや、田んぼにどっぷり座り込んで作業するお友だちの姿も。それでも名前を呼ぶと「はっ!」と我に返り、再び苗を植え始めます。最後まで諦めずに頑張る姿には、本当に頭が下がりました。

4年目にして初めて田んぼに入ることができたお友だちもいました。豪快に泥の感触を楽しみながら植える姿に、大きな成長を感じました。
田んぼの周りをたわしで綺麗にしてくれたお友だちが何人もいました。

お田植えが終わると、昨年みんなで作った梅ジュースで乾杯!頑張った後の一杯は格別でした。
そして、今年もプール遊びが始まりました。
初めは水が少し怖かったお友だちも、みんなの楽しそうな姿を見ながら少しずつ挑戦。流れるプールを作ったり、宝探しをしたり、浮く不思議を発見したり、水の中で顔を見合わせて笑ったり。遊び方は無限大です。


一度できなくても、また挑戦する。お友だちの姿を見て学ぶ。これは田んぼ遊びと同じです。子どもたちは遊びの中で、「何回もやってみること」の大切さを自然と身につけています。
午後には梅林へ出かけ、梅拾いも行いました。
「こんなに重い!」と言いながらも、数か月後の梅ジュースや梅干しを楽しみに、たくさんの梅が入ったバケツを力いっぱい運びます。これから洗って、干して、へたを取り、塩や砂糖に漬ける作業が続きます。目の前の作業だけでなく、未来の楽しみを想像しながら取り組む姿がとても素敵でした。


親子遠足では、まかいの牧場へ出かけました。
マイクロバスの中では、かわいいバスガイドさんたちが登場。「シートベルトをしてください!」「あちらをご覧ください!」と、景色や注意事項を紹介してくれました。

牧場では迫力満点の羊にびっくりして涙が出てしまうお友だちもいましたが、勇気を出して餌やりに挑戦する姿も見られました。

ハイジのような大きなブランコでは空に向かって飛び出すような景色を楽しみ、アスレチックや坂道ごろごろでは思いきり体を動かしました。

牛の乳しぼり体験では、温かな命に触れ、バター作り体験では何度も何度も容器を振り続けて、自分たちの手で作ったフレッシュバターを味わいました。その美味しさに驚きながら、クラッカーにのせてぺろり。食べ物ができるまでの過程を体いっぱいで感じる一日となりました。


そして何より、お家の方と一緒に過ごす子どもたちの笑顔がとても印象的でした。親子で同じ景色を見て、同じ体験をして、同じ時間を楽しむ。その姿に私も温かな気持ちをいただきました。

週の最後にはアントロポゾフィー音楽の日。
小さな音に耳を澄ませ、楽器を通して心を通わせ、身体全体で音楽を感じる時間となりました。


午後には6名の保育留学生とのお別れ会も行いました。日に日に仲良くなってきたお友だちとのお別れは寂しいものです。それでも「また遊ぼうね」「またね」と笑顔で手を振る姿に、子どもたちの優しさと成長を感じました。
森ではオタマジャクシに足が生え、カエルへと変わる姿にも出会いました。そして子どもたちは今、リレーと大縄跳びに夢中です。
大縄跳びはまだなかなか続きません。それでも「奇跡の1回!」「奇跡の2回!」と大喜びしながら挑戦を続けています。

そして、その後は、必ず綱引き競争に発展!あちこちで引っ張り合う新しい綱引きになっています。

田んぼのお米も、カエルも、そして子どもたちも、一歩ずつ成長の途中です。

すぐにはできなくても、何度でも挑戦すること。仲間と一緒に笑いながら前に進むこと。
そんな子どもたちの姿が、今週もにっこにこの森の中でキラキラと輝いていました。🌾✨
にっこにこの森には、笑いと驚きと発見がいっぱい。
さあ、次はどんな物語が待っているでしょうか。
また一緒に、元気いっぱい遊びましょうね。
たまちゃん

