今週のにっこにこは、山へ、畑へ、桃畑へと大冒険の連続でした。
まずは要害山へ。石段や門の跡を見ながら、「ここがお城だったんだね!」と昔の景色を想像する子どもたち。お不動さんを見つけると、「悪い子はいないか見てるんだよね!」と昨年のことを覚えていたり、「なまはげと何が違うんだろう?」と可愛らしい疑問が飛び出したり…。子どもたちの頭の中では、歴史も昔話も自由につながっていきます。

道中ではキノコやタケノコを見つけ、「山歩きって楽しいね!」と笑顔いっぱい。その一方で、「がんばれ!」「ここ滑りやすいよ!」と後ろのお友達を気遣う優しい声もあちらこちらから聞こえてきました。自然の中では、思いやりも一緒に育っていることを感じます。

頂上に着けば、そこはたちまち忍者の修行場!倒木を飛び越え、走り回り、じゃんけん大会が始まり、大人は息を切らしても子どもたちはまだまだ元気いっぱい。「昔ここに住んでいたお侍さんが見たら驚くだろうね。でも、子どもの遊びは昔も今も案外変わらないのかもしれないね。」そんなことを思わず想像してしまいました。

畑では、ぐんぐん育つスイカや里芋に大喜び。そしてこの日の主役は、なんといってもキュウリ!「まだある!」「こっちにも!」と次々に収穫し、お昼はそのままキュウリパーティー。採れたてならではのポリポリという音が、夏のごちそうになりました。

今週、職業体験で中学生のお兄さんも来てくれました。初日こそ少し照れていた子どもたちでしたが、一緒に遊び、畑で汗を流し、お昼ご飯を食べる頃にはすっかり仲良し。「今日はお兄さんの隣がいい!」「ぼくも!」「わたしも!」と、お昼の席をめぐって小さな争奪戦が始まるほどの人気者に。ほんの数日とは思えないほど、子どもたちの大好きなお兄さんになっていました。

そして、みんなが楽しみにしていた桃狩り体験。今年は長年お世話になっていた桃の木が年を重ね、もも狩りができなくなり残念に思っていたところ、卒園児の祖父母の農園から「ぜひどうぞ!」という嬉しいお声掛けをいただきました。
桃の採り方を教えていただくと、子どもたちの表情は一気に職人の顔。真剣な眼差しで「この桃かな?」と一つひとつ選びます。

さらに待っていたのは、まるで果物屋さんのように並んだ桃とスモモの試食会。「いただきます!」の後は…驚くほど静か。口を開けば甘い果汁がこぼれてしまうほどのみずみずしさに、子どもたちは無言で夢中になり、「試食→本食べ→もう一つ」の幸せな無限ループへ。収穫のお忙しい中にもかかわらず、このような貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。おじいさん、おばあさんとも、まるで以前から知っているかのように笑顔で会話を楽しむ子どもたちの姿が、とても印象的でした。

午後は畑へ戻り、子ヤギたちに葉っぱやミルクをあげて大喜び。「大きくなってね。」と優しく話しかける姿も、とても微笑ましい時間でした。

竹工作では七夕に向けて竹を加工し、和紙を染め、飾り作りもスタート。

暑い日はセンター前のビニールプールへ一直線!潜って、飛び込んで、水しぶきを上げながら帰る直前まで大はしゃぎ。体はクールダウンできても、心のワクワクは最後まで冷めることがありませんでした。

週の締めくくりは、保育留学生とのお別れ会。みんなで桃とスモモのジャムを作り、クラッカーにのせて「ありがとう」の気持ちを伝えました。竹のお皿も茹でて乾かし、最後の仕上げへ。のこぎりやナイフの使い方を教え合い、「上手だね!」「ありがとう!」と自然に褒め合う姿に、子どもたちの成長を感じる温かな時間となりました。
職業体験のお兄さん、桃農園のおじいさんとおばあさん、保育留学生のお姉さん。子どもたちは年齢や立場の違いなど関係なく、誰とでも自然に笑い合い、心を通わせていました。人が大好きで、人との出会いを宝物にできること。それは、にっこにこの子どもたちの何より素敵な力です。
そして最後は、翌日の親子登山に挑む年長さんの壮行会。今年のテーマは**「自分だけの宝を見つける宝探しの山登り」**。一人ひとりが「見つけたい宝」を堂々と発表する姿は、とても頼もしく、自信に満ちていました。
この一年、何度も練習登山を重ね、自分の足で一歩ずつ歩き続けてきた年長さん。山頂で見つける宝物は石や木の実だけではなく、「最後まであきらめなかった心」「仲間を思いやる気持ち」「自分を信じる勇気」なのかもしれません。
山も、畑も、桃畑も、子どもたちの笑顔でいっぱいだった一週間。そして何より、多くの人との出会いに恵まれた一週間でした。自然の中で育まれるのは、丈夫な体だけではありません。人を思いやる優しさ、人とつながる喜び、そして「ありがとう」を素直に伝えられる温かな心。その一つひとつが、子どもたちにとって何より大切な宝物になっていくのだと感じました。
にっこにこの森には、笑いと驚きと発見がいっぱい。
さあ、来週はどんな物語が待っているでしょうか。
また一緒に元気いっぱい遊びましょうね!
たまちゃん

